「秋葉原」外神田7丁目のキセキ
      

HOME > NEWS > 2007年7月2日 
メイドさん対抗アニメ検定模擬試験、優勝はひよこ家ひなさん、2位にぴなふぉあみれいさん

 30日、東京アニメセンターアキバ3Dシアターにて「アニメ検定公式問題集出版記念公開トークライブ」が開催された。このイベントは2007年秋に第1回が実施される「全国総合アニメ文化知識検定試験」の普及を目指したもので、第1部は業界人による「アニメ検定公開トークライブ」、第2部に「アニメ検定模擬試験」のという2部構成のイベントだった。


入場前はメイドさんのお出迎えがあった

 1部のトークライブでは、モデレータにアニメ評論家の氷川竜介さん、パネラーにオタキングこと岡田斗司夫さん、声優の喜多村英梨さん、アニメアニメジャパン代表の数土直志さん、アニメーション監督の高橋良輔さんの4人を迎え、「アニメ愛は国境を越えるか?」というテーマでパネルディスカッションを行った。


氷川竜介さん

岡田斗司夫さん

喜多村英梨さん

数土直志さん

高橋良輔さん

 海外での日本のアニメ事情は、人気は高まっているが、アメリカでは日本発のアニメもハリウッドでリメイクすることでアメリカの文化として作りなおす傾向にあること、南米ではアニメの学校があっても就職先がなくあくまで趣味の範疇から出ることはないがその代わり日本と違い全ての工程を一人でこなすためレベルが高い、NARUTOとワンピースでは日本発の忍者モノということでNARUTOの人気が高い、といった日本と海外での違いを披露されたほかに、秋葉原を訪れている海外のオタクはファッションやかばんの持ち方にオタク特有のものがある、アメリカで放映される日本のアニメヒロインの声がハスキーボイスからだんたん萌え的な高い声に人気が出てきているという、日本アニメが浸透したことによる共通点が明らかになった。

 ディスカッション後には観客からの質疑応答が行われた。この中で、現在のアニメの放送枠が早朝と深夜に集中していることから、アニメファン層の縮小、世代で共通した話題となるビッグタイトルの不在への懸念など、パネリストの想像を超えた鋭い意見も出る秋葉原ならではの濃い内容に会場はヒートアップしていった。

 第2部ではアニメ検定模擬試験として秋葉原を中心としたメイドカフェなどのメイド系ショップのメイドさんがアニメ検定の問題に挑んだ。この模様はテレビ東京「Re:あにてれ情報局」7月13日(金)深夜26時30分から放送予定。

 模擬試験は、MCにお笑いタレントにアメリカザリガニの2人と大網亜矢乃さんの計3人で進行。14店舗のメイド店の代表とアイドルの白岩英里子さん、駒宮美都季さんが優勝のアニメ検定5級仮認定を目指して競うというモノ。


大網亜矢乃さん

白岩英里子さん

駒宮美都季さん

 当初はメイドさんは10名程度の予定だったが、直前に参加メイド店が増えるという、メイド好きにはうれしい誤算で予選が行われることになった。

 予選1組目はアイドルの白岩さん、駒宮さんにコスチャ、シャッツキステ、ひよこ家、ガーデンフェアリー、和カフェの7人の対戦。メイドさんたちだけでなくアイドルの2人も快調に正解を続け、最後はさんとひよこ家のひなさんの一騎打ちの末、ひよこ家ひなさんが勝ち残った。

メイドさんのアニメへの造詣は深いようで全員正解が珍しくなかった。
最後は2人の一騎打ち。


 予選2組目はグレースコート、ぴなふぉあ、メイフット、メリーハート、チェリーベル、LittleBSD、ミアコスチューム、ミフリラクゼーション、ミアカフェの9人の対戦。この組には「神に愛されていますから」というグレースコートのセラさん、メガネが主電源というメリーハートのおんぷさん、電波とばしていくのでよろしくのチェリーベルのひなたんさんら、個性的なメイドさんが揃ったが、1組目の教訓として難易度の上がった問題からたった2問でぴなふぉあのみれいさんが勝ち残った。

2組目は問題の難易度を上げ、いきなり回答が分かれた。
そして勝ち抜いたみれいさん。

 決勝は予選を勝ち抜いたひよこ家ひなさん、ぴなふぉあみれいさんに加え、MCのアメリカザニガニの平井さん、大網さん、ゲストの声優吾妻正崇さん、観客からの代表ウチダさんの6人で争われた。模擬試験では主に5級の問題が用意されたが、決勝まで残った人たちには簡単すぎたようで、途中から3級相当の問題に切り替え、それでもなかなか優勝者が決まらず。最終的には連続正答を続けていたひよこ家ひなさんと一般参加者のウチダさんの2名が優勝となった。


決勝ゲストの吾妻正崇さんと大網さん
吾妻さんもなかなかの強者

優勝した2人

 このイベントでは「全国総合アニメ文化知識検定試験」の第1回は11月23日に都内会場にて3〜5級を対象に行われることも明らかになった。この第1回の試験には今回模擬試験に参加したメイド店も特別受験者として再び登場するという。試験に先立っては7月21日頃に小学館プロダクションから「アニメ検定公式問題集」が発売、アニメ検定の携帯サイトhttp://aniken.jp/m/にてお試し版であるモバイル級を受験することができ、今後は毎月アニメ検定に関するセミナーを開催することも発表されている。第1回の会場は都内のみだが、2回からは全国に会場を拡大して実施する予定。


出演者全員で記念撮影

 取材メモ:非ヲタにとって難問に感じる問題もメイドさんや一般参加者は軽々と答えていました。アニメ検定5級は大人になってもアニメを見るアニメにとっては容易で、さらにマークシートですから3級からが手ごたえがでるかと。難問といってもゲーセンなどのクイズゲームに出るアニメ問題よりは難易度は易しめに感じました。一部報道の参加者は難問に苦戦はMCからクイズに挑戦したアメリカザリガニさんや大網さんでした。

(2007/07/02)

(c)skd7.com