「秋葉原」外神田7丁目のキセキ
      

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2008年12月8日

・金魚茶屋、MistyHeaven、ぽぽぷれが相次いで閉店
 アメリカの金融不安と自動車産業の不振から未曾有の不景気となった2008年。暮れにメイド系飲食店の閉店がわかった。ブログで告知した金魚茶屋以外は非公式も、MistyHeavenは跡地に新たなメイドカフェができるという話もある。
 秋葉原のメイドカフェの中には赤字でも本業が好調だったため営業するという店もある。これらの店が該当するかどうかは言えないが、本業が苦しくなったとき、真っ先に切られるのが飲食部門なのかもしれない。

 MistyHeaven、ぽぽぷれは不動産会社のブログより。MistyHeavenは「地下アイドルのライブが見れる」をコンセプトにしたメイドカフェだったが、防音設備が十分ではなく、ヲタ芸の規制、またアイドル≠メイドからの差が大きく他店やAKB48に客が流れる傾向にあった。ぽぽぷれはアニメ制作会社が運営するメイドカフェ。大きめのポスタをもって駅前で宣伝するメイドさんの姿をよく見かけました。坪単価3万円というのはカフェとしては高すぎる。一般的に飲食店の売り上げ3日分=家賃といわれますが、ぽぽぷれの場合は、15坪約45万円。1日平均15万円の売り上げが必要です。100人が1500円使うには土日の観光客で常に満席でないと難しい。2月に移転という話も出ているので、安い家賃に移るのか・・・
秋葉原通り魔事件から1ヶ月、メイドカフェの混雑状況は?
【貸店舗】秋葉原電気街の飲食可能物件、しかも外神田1丁目!(ぽぽぷれ)
【貸店舗】人気の外神田 1階部分のメイドカフェ居抜物件!(ミスティヘヴン)
金魚茶屋ポワソンルージュ公式ブログ


2008年12月6日

・アキバの歴史を語るに外せない『萌える都市アキハバラ趣都の誕生(AA)』が増補版として幻冬舎文庫から登場
 この本が最初に発行されたのは2003年。この頃はまだアキバブームは起きておらず、メイドカフェと呼べるのもキュアメイドカフェ、メイリッシュ、3店舗に過ぎませんでした。増補版ではアキバブーム以降の秋葉原が語られていますが、注目は「趣味の対立」。かつて趣都としての秋葉原はPCを中心にさまざまな趣味を持つ人たちが集まることができたのに、趣味単位で対立しあう。趣味の対立だけではなく、ヲタと観光客、旧メディアとネット・・・それが秋葉原でぶつかり、象徴的な出来事として秋葉原の連続無差別殺人。


 「オタクしかいないというところに休憩所としての価値があったはずのメイド喫茶は、見物客の好奇の視線で充満する、オタクにとってはもっとも危険な場所になりかわった」

・ぴなふぉあ2号店、移転のため14日最終営業
 移転先は未発表も外神田3丁目内での移転になりそうです。

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